ものがたり『バガヴァッド・ギーター』第76話:純粋な愛と献身(2)
クリシュナは言います。
「常に私のことだけを想って
知性のすべてを私に委ねなさい。
そうすることによって
君は肉体を離れた後、
私のもとに来てそこに住むのだ。
そのことに疑いはない。
富を征服するアルジュナよ。
もし、
常に私を想うことができないならば、
私を達したいと望んで、
私を想うことができるように
アビャーサ・ヨーガ(心の修練)
をしなさい。
もし、
この修練もできないならば、
見る、聞くなどの五感を使って
私に関する行為をしなさい。
私の喜びのために
私の御名・嬉戯を聞くこと、唱えることなどの行為をすることによって、
人生の完成の境地に達するだろう。
もし、
このような行為もできないならば、
私にすべての行為を任せて、
行為の結果をすべて放棄して、
心を支配するように努力をしなさい。
バクティ・ヨーガのサーダナ(修練）よりも
ギャーナ(超越的知識 。知性をクリシュナに没頭させること）を
究める方がよい。
なぜならこの知識によって、
デャーナという私を瞑想する段階
に入って、
瞑想を通じて
行為の結果への執着を容易に手放せるからである。
そして、
心の平安に達することができる。」
…続きはまた明日。
(今日は12章8-12節まででした)
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