第71話:悪魔トゥリナーヴァルタの殺害(9):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
母ヤショーダーは
その子どもが全宇宙より重くなったように感じて、
その子が
何か幽霊か悪魔に取り憑かれてしまったかもしれない
と心配しました。
母ヤショーダーは
その子どもを床に降ろして、
ナーラーヤナを思い始めました。
そして、よくない兆しを感じ、
この重さを和らげるために、
ブラーフマナを呼びました。
それから、
母ヤショーダーは他の家事を始めました。
母ヤショーダーには
ナーラーヤナの蓮華の御足を思い出すこと以上にできることはありません。
なぜなら、
そのクリシュナこそが
すべての根源であることが
(クリシュナへの愛が深すぎて)
理解できなかったからです。
その子どもが床に座っていたその時、
カムサの僕のトゥリナーヴァルタという悪魔が、
カムサの指図によって、
竜巻のようにやって来て、
その子どもをいともたやすく
その風に乗せて連れ去ったのです。
(10巻7章19-20節より)
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