第75話:悪魔トゥリナーヴァルタの殺害(13):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
クリシュナがあまりに重いので、
トゥリナーヴァルタは、
クリシュナを大きな山か鉄の塊のように思いました。
しかし、クリシュナが
悪魔の首をつかんでいたので、
悪魔は彼を投げ捨てられませんでした。
「この子どもは驚くような子どもだ」と思い、
この子どもを傷つけることも、
重荷として脇によけることもできませんでした。
クリシュナが首を掴んでいたので、
トゥリナーヴァルタは窒息し、
声を発することもできず、
その手足を動かすことすらできませんでした。
そして、彼の目玉が飛び出し、
悪魔の命は尽き、
その小さな男の子とともに
ヴラジャの大地に落ちました。
…つづく
(10巻7章27-28節より)
0コメント