第120話:ヤマラ・アルジュナの木の救出(9):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
このように言うと、
クリシュナはすぐに
二本のアルジュナの木の間に入りまた。
そうして
クリシュナが結ばれていた大きな樽も、
その間に割って入って木を割りました。
ものすごい力でひきづられた
主のお臍に結ばれた木の樽を使って
少年のクリシュナが
その二本の木を根こそぎにしました。
偉大な至上主の力により、
二本の木は幹、葉、枝とともにひどく震えて、
激しく衝突し地面に倒れました。
その後に、
アルジュナの木が倒れたまさにその場所で、
二つの偉大で完全な人格者で火の化身のような御方が
二本の木から出てきました。
光輝で全方角を照らしながら、
彼らはうやうやしく頭を下げて
クリシュナに敬意を払いました。
そして手を合わせて
以下の言葉を彼らは話しました。
…つづく
(10巻10章26-28節)
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