第126話:クリシュナの子どもの頃のリーラー(2):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
牛飼いの少年たちがみんなで言った。「それは、クリシュナがやったんだよ。
クリシュナが二本の木の中に入る時、木の樽がそれを突き刺したんだよ。
クリシュナが木の樽を引きずって、
二本の木が倒れたんだ。
そのあと、
2人の美しい男の人がその木から出て来た。
僕たちは、この目でそれを見たんだよ。」
強い父性愛により、
ナンダを筆頭とする牛飼いの男たちは、
クリシュナがそんな驚くような方法で
木を根こそぎにしてしまったなどととは
信じられませんでした。
だから男たちは
少年たちの言葉を信じられませんでした。
だがしかし、
何人かの男たちは疑問を持っていました。
「クリシュナはナーラーヤンと同じと予言されたからなあ」と、彼らは思った。
「もしかしたら、クリシュナがしたのかもしれない」。
ナンダ・マハラージャは
自分の息子が木の樽にロープで縛られ、
それを引きずっているのを見て、
笑いながら
クリシュナのロープを解きました。
…つづく
(10巻11章4-6節)
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