第159話:ブラフマーが少年と牛を盗む(3):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
主クリシュナのアイディアを受け入れて、
牛飼いの少年達は牛たちに川へ水を飲みに行かせてから、
柔らかい草木の生えている木の元に
牛たちをつなぎました。
少年たちはお弁当の入ったカゴを開けて、
たいへん超越的な喜びの中で
クリシュナと一緒にそれらを食べました。
花びらや葉が囲んだ蓮華の花の螺旋のように、
クリシュナは中心に座り、
誰もが非常に見目麗しい友人たちに、
円になって囲まれました。
皆、クリシュナを目の前に見ようとして、
クリシュナは自分を目の前で見ているだろうと思いました。
このように、
少年たちは森での昼食を楽しみました。
牛飼いの少年たちの中で、
お弁当をある者は花の上に、
またある者は葉、果実、枝葉の上に
置きました。
ある者はお弁当の入れ物の中に、
ある者は木の樹皮に、
ある者は岩の上に置きました。
これはお弁当を食べるのに、
そのお皿を想像する、
子どもたちがよくすることです。
…つづく
(10巻13章7-9節)
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