第199話:頑固な悪魔のデヌカを殺す(2):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
すべてのはじめである主は
上品な木々を見ました。
「美しく赤い蕾、ずっしりとたわわに実る果物。
花々が咲き、枝の先は
主の蓮華の御足に触れようと下に垂れ下がっています。
すると主は優しく微笑み、
兄にこう話しかけました。
「最も偉大な主よ。
これらの木々が、
不滅の神々が崇拝するあなたの蓮華の御足に
頭をどのように下げるかを
ただご覧ください。
木々は、木として誕生した原因となった
自分の無知の暗闇を取り除いてもらおうと、
あなたに自身の果物や花を捧げています。
根源の御方よ。
これらの蜜蜂は皆、
偉大な聖者で最も高い段階の
あなたの献身者に違いありません。
なぜなら、
彼らは小道であなたの後について
あなたの栄光を唱え崇拝しているからです。
彼らこそ全世界にとって聖地です。
あなたがこの森の中にお隠れになっても、
罪なき御方よ。
彼らは崇拝する主であるあなたを
見放すことを拒むのです。」
…つづく
(10巻15章4-6節)
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