第216話:カーリヤ蛇を懲らしめる(2):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
シュリー・シュカデーヴァ・ゴースワーミーは言いました。
...カーリンディー(ヤムナー)川にある湖に
カーリヤ蛇は住んでいました。
カーリヤ蛇の火のように燃えるような毒は
常にその水を熱し沸騰させていました。
実に有毒な蒸気を発しており、
その汚染された湖の上を飛んで渡る鳥は、
その中に落下しました。
その死の湖を渡る風が
岸辺にその水滴を含んで吹いていました。
ただその毒された風に触れるだけで、
すべての岸辺の植物や創造物は死んでしまいました。
主クリシュナにはカーリヤ蛇が
どうやってヤムナー川をその恐ろしく強力な毒で汚したか
が分かっていました。
クリシュナは、
妬みをもった悪魔を征するために
精神世界から降誕していました。
だから主は
すぐに非常に高いカダンバの木のてっぺんに登って
戦いに備えました。
そしてベルトをしっかりと締め、
両腕をピシャリと打って
毒水の中に飛び込んだのです。
…つづく
(10巻16章4-6節)
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