第262話:ヴリンダーヴァナの雨季と秋(2):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
それから空は
稲光と雷を連れた深い雨雲に覆われました。
物質自然の三様式が
小さな魂を覆うように、
空と自然の織りなす光に
覆いがかかりました。
その光線で、
太陽は水の姿に入っている
地球の富を八ヶ月に渡って飲み干しました。
今、地球に受け取る時期が来て、
太陽は溜め込んでいた富を
手放し始めたのです。
一瞬、光が輝いたかと思うと
壮大な雲が震え、激しい風に流されました。
まさに慈悲深い人物のように、
世界を楽しむために
雲が彼らに生命力を与えました。
…つづく
(10巻20章4-6節)
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