第282話:ゴーピーがクリシュナの竹笛の音色を讃える(2):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
牛飼いの少女たちは
クリシュナについて話し始めるのですが、
主の行いを思い出すなり、
ああ、
キューピッドの力が
彼女たちの気持ちを邪魔して、
語れなくなってしまいました。
頭には孔雀の羽を飾り、
耳には青いカルニカーラ花、
黄金に輝く黄色の衣装、
ヴァイギャーンティーの花輪をつけて、
主クリシュナは、
ヴラジャの森に入るときに
最も偉大な踊り手にふさわしい
超越的な姿をお見せになり、
その足跡で森を美しくします。
主は竹笛の穴を唇の甘露で満たして、
牛飼いの少年たちは主の栄光を歌いました。
...王よ。
ヴラジャのうら若き乙女が
すべての生命体の心を掴むクリシュナの竹笛を聞くならば、
皆互いに抱きしめあって
口々に話します。
…つづく
(10巻21章4-6節)
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