祝福されたブラーフマナの妻たち(10):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第305話
「あなた方は、
供犠をしている場所に戻りなさい。
なぜなら、
あなた方の夫は、
博学なブラーフマナがであり主人なので、
供犠を終えるためには、
あなた方の手伝いが必要だからです」
ブラーフマナの妻たちは答えました。
「全能なる御方よ、そんな残酷なことは言わないでください。
むしろ、あなたは
いつも信者たちに報いる
という約束を思い出してください。
今、私たちは、
あなたの蓮華の御足に達したので、
ただ、この森に留まりたいと望んでいます。
そうすれば、
あなたの蓮華の御足から落ちたトゥラシーの花輪を
頭に置くことができます。
私たちの夫も、父も、息子も、
兄弟も、他の親族たちも友人たちも、
私たちを連れ戻しはしません。
誰が私たちを守ることができますか?
私たちは、自分自身を
あなたの蓮華の御足の元に投げ出していますので、
他に頼るところはありません。
ですから、敵を滅ぼす御方よ、
どうか私たちの望みを叶えてください。」
…つづく
(10巻23章28-30節)
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