ものがたり『バガヴァッド・ギーター』第25話:知識のヨーガとは(3)
クリシュナは、義務と行為について
アルジュナに教えています。
「物質自然に流れる三性質のエネルギーと
その行為に応じて、
私は人間の社会を
知識を教える人(ブラーフマナ)、
軍人や政治家(クシャトリヤ)、
商売をする人(ヴァイシャ)、
農家や上記の人々を支える人(シュードラ)
の4 つに分けた。
この 4 階層は私が作ったが、
私自身はこれにとらわれず、
行為を超越しているので
変化も動きもしない。
私はどのようなカルマ
(行為とその影響)にも縛られない。
なぜなら、
行為の結果を
追い求めることがないからだ。
私について
この真理を知るものは、
もうカルマに縛られない。
昔から解放や解脱を望む
聖者たちはすべて、
経典に規定された義務を行った。
ゆえに君も先に生きた者たちを
見習って、
自分に与えられた義務を遂行しなさい。
カルマ(行為)とは何か?
アカルマ(無行為)とは何か?
賢者でもこれを定義するのに迷う。
私がカルマとは何かを
これから説明する。
これを知って、
カルマの束縛(輪廻転生)
から自由になりなさい。
カルマの実相は真に複雑で神秘的である。
これを理解するのは本当に難しい。
だから、
カルマ(行為)、
アカルマ(無行為)、
ヴィカルマ(誤行為)
について
私から正しく学ばなければならない。
…続きはまた明日。
(今日は4章13-17節まででした)
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