ものがたり『バガヴァッド・ギーター』第36話:瞑想とは(2)
クリシュナは、
心の支配について
クリシュナにこう言います。
「心を支配した人にとって、
心は最良の友である。
しかし、
心を支配できない人にとって、
心は最大の敵である。
心を支配した人は、
すでに
自身の中に住む至上主(パラマートマー)を悟り、
とてものどかな平安の境地に住む。
とてものどかな平安の境地に住む。
その人にとっては、
寒さも、暑さも、
幸せも、不幸も
、
名誉も、不名誉も、
同じである。
魂の知識をいただき、
深く悟り、
心の底から満足したヨーガの実践者は、
自分の感覚を支配して、
目に見えるものなどの感覚的な変化
に惑わされないたえなる境地にいたり、
土も石も黄金も
すべてを平等にみる。
自分に好意を寄せる者も、
友も敵も、
中立的な人も、仲裁者も、
嫉妬深い者も、親戚縁者も、
聖者も罪人も、
みな平等にみる人は、
本当に優れている人物である。
ヨーギーは、
人里離れたところに
ひとりで住んで、
いつも注意深く心身を統御し、
欲望と感覚の対象を捨てて、
いつも心を至上者に
置かなければならない。 」
…続きはまた明日。
(今日は6章6-10節まででした)
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