ものがたり『バガヴァッド・ギーター』第48話:ゆるぎなき救い(2)
クリシュナは言います。
「アルジュナよ。
誰でも肉体を脱ぎ捨てる時、
つまり死ぬときに、
想っている状態に必ず移る。
そして
いつも常に想っていることが
臨終のときに心に浮かぶのだ。
だから、
いつも私を想いながら、
弓の名手である君の義務、
つまり戦いをしなさい。
心と知性を私に固く結びつけておけば、
なんの疑問もなく君は私のもとに来る。
アルジュナよ。
いつもこのバクティ・ヨーガを修練して
至上主を瞑想しなさい。
決して他のものに
心をそらしてはいけない。
そうすれば、必ず私のもとにくる。
最古にして全知なる宇宙の大支配者、
最少のものより微小の万物の維持者、
物質界を超えて千万の太陽のごとく光輝く不可思議絶妙なる姿を持つ至上者、
である私を瞑想しなさい。
臨終の時に、
ヨーガの力によって
眉間に生気を集中させて
ゆるぎない信念と
溢れんばかりの愛情からの献身によって、
至上者を想い出す者は、
必ず私のもとに来る。」
…続きはまた明日。
(今日は8章6-10節まででした)
0コメント