ものがたり『バガヴァッド・ギーター』第49話:ゆるぎなき救い(3)

クリシュナは、アルジュナに
生まれ変わりと宇宙の関係について
言います。

「ヴェーダを学んだ人々が、
決してなくならない世界と
呼んでいる場所について説明しよう。

あれが欲しい、というような
物質的な欲望から自由な
放棄者や独身禁欲の誓いを立てている人などが
ここに入ろうと切望する。

ヨーガの修行を通して、
すべての感覚を満足させるような対象から
感覚器官を閉ざして、
心を心臓に閉じ込めて
生気を眉間に集中させて、
すべての存在の内側にいる至上主であるパラマートマーを瞑想して
サマーディの境地に入る。

あまねく広がる宇宙の根源であるブラフマンそのものを表す、
聖なる『オーム』という音をとなえて、
至上者を想いながら肉体を離れるヨーガの実践者は
必ずその高い世界に行く。

アルジュナよ。
心を他にそらすことなく、
ただひたすらに私を想う者は、
そのたゆまぬ瞑想の功徳によって、
かんたんに私のもとに来る。

私の所に来た偉大な魂たちは、
二度とみじめなこの世に
生まれることはない。

なぜなら、彼らは生命の
最高の完成に達しているから、である。

この宇宙のあらゆる惑星は、
惑星の中でも最高であるブラフマーの惑星でさえも、 
生死を繰り返す苦悩の場所だ。

しかし、アルジュナよ。

私の住む場所に来た者は、
二度と物質的な世界に生まれることはない。」


…続きはまた明日。
(今日は8章11-16節まででした)


ヴェーダ占星術(Jyotish インド占星術)ラーデー・ラーデー :歌う瞑想 Bhajan:バッチフラワーレメディ

ヴェーダ占星術(インド占星術/Jyotish)は、5000年以上前からインドに伝わる 神秘的かつ深淵な運命の科学です。 心と魂の調和を目的に、 ・インドのバクティヨーガの聖地ヴリンダーヴァンで歌い継がれる瞑想(バジャーン) ・心と魂の調和により不調から解放されるバッチフラワーレメディ も行わせていただきます

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