ものがたり『バガヴァッド・ギーター』第95話:神聖な質と悪魔的な質(2)
クリシュナは言います。
「この世界には、
二種類の生きものがいる。
一つは神聖な生きもの、
他は邪悪な生きものである。
神聖な質については
すでに話したから、
次に邪悪な性質について説明しよう。
邪悪な者たちは、
するべきこと、
(ヴェーダで法とされるダルマに
ふさわしい行為や美徳)、
してはならぬこと(ダルマにふさわしくない行為や悪徳)
の区別を知らない。
清らかさもなく、
品行も悪く、
不誠実で不正直である。
彼らは言う。
この世界は幻影であり、
何の根拠もなく、
(支配する)神は存在しない。
すべては性欲によって
産まれ出たもので、
他の原因は何もない、
と言う。
このような考えの結果、
彼らは魂の知識がないため、
自分を肉体と考えて、
知性を失って、
世界を破壊させようとして、
有害で恐ろしい、
暴力的な行為をする。
」
…続きはまた明日。
(今日は16章6-9節まででした)
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