ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第1話:主クリシュナの降誕(1)
余命7日と宣告されたパリークシット王は、
真理を教えてくださる聖者であり
師であるシュカデーヴァに
「死ぬ前に本当に知るべきこと」
について教えをいただき続けています。
王は、シュカデーヴァに言いました。
「主よ。
あなたは、月の神の王朝と
太陽の神の王朝の素晴らしい王たち
について述べてくださいました。
最高の聖者よ。
非常に敬虔で、
宗教原則に厳格に従う
ヤドゥ王朝についても話してくださいました。
では、これから、
主ヴィシュヌ、
そしてクリシュナの栄光に満ちた
活動についてどうか説明してください。
クリシュナは、
自分の分身であるバラデーヴァとともに
ヤドゥ王朝に降誕しました。
1人1人のハートに宿るスーパーソウルである、
至上主クリシュナは、
宇宙現象の原因であり、
ヤドゥ王朝に現れました。
(21世紀に生きる私たちからは、
約5000年前に当たります。)
誕生から他界までの
主クリシュナの栄えある嬉戯と特徴を
詳細にお話しください。
至上主の栄光は、
師から弟子へと師弟継承によって
伝承されてきました。
主の話は、
この俗世の一時的で、
偽り物質的栄光に興味ある人には、
味わうことはできません。
主の話は、
生老病死を繰り返す束縛された魂にとって、
最高の妙薬です。
それゆえに、
主の栄光を聞くのを拒否する人など
どこにいるのでしょうか？
ただし、
動物殺しに関わる人、
自己を殺す人は、
興味はないかもしれませんが。」
…続きはまた明日。
(今日は10巻1章1-4節まででした)
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