ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第2話:主クリシュナの降誕(2)
パリークシット王は、
シュカデーヴァに問い続けます。
「クリシュナの蓮華の御足
というボートに乗って、
私の祖父たちは、
クルクシェートラの戦場の海を渡った。
その戦場では、
ビーシュマデーヴァは
巨大なサメで、
祖父たちを容易に飲み込むことができた。
クリシュナの慈悲によって、
私の祖父たちは、
渡り切るのが困難極まりないこの海を、
仔牛のひずめほどの水溜まりのように、
簡単に横切った。
なぜなら、私の母は、
主クリシュナの蓮華の御足に身を委ねていたので、
手にスダルシャナ・チャクラを持ったクリシュナが、
母のこの子宮に入って、
クル王朝とパーンダヴァ兄弟の
最後の子孫である私の身体を救った。
そのとき私は、
アシュワッターマーが放った
おそろしい兵器であるブラフマーストラによって
殺されかけたのである。
主クリシュナは、
永遠の時の姿によって、
肉体をまとった生命体の内にも外にも現れている。
それは、
パラマートマーと宇宙の姿であり、
主は、解放もしくは、生か死を与える。
どうかクリシュナの超越的な質
を述べて、
私の意識を高めてください。」
…続きはまた明日。
(今日は10巻1章5-7節まででした)
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