第44話:残虐なカムサ王(9):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
「王よ。
私たちは、
あなた様に付き従う者です。
それゆえに、
ヴェーダに従うブラーフマナ、
供犠を行う者、苦行をする者、
ミルクを出す牛
を殺してしまいましょう。
そうすれば、
供犠に使用する
精製バター(ギー)を作れなくなります。
ブラーフマナ、牛、ヴェーダの知識、
苦行、正直、心と感覚の支配、
信念、慈悲、忍耐、供犠は、
主ヴィシュヌの異なった
身体の一部に例えられます。
それらは、
神聖な文明の必要な一部分と言えます。
主ヴィシュヌは、
すべての生き物の心臓の中に存在し、
アスラたちの究極的な敵であり、
それゆえに、
アスラ・ドヴィットと知られています。
ヴィシュヌは
すべての神々のリーダーであり、
シヴァやブラフマーを含むすべての神々が、
その保護下で存在しているのです。
偉大な方々、聖者、
ヴァイシュナヴァも、
主に依存しています。
ヴァイシュナヴァを迫害するには、
主ヴィシュヌを殺すのが
唯一の得策です。」
...シュカデーヴァ・ゴースワーミーは言った。
...このように、
悪い大臣の言う忠告を考慮したカムサは、
ヤマラージャの法則に縛られて、
知性を失った。
なぜなら、
彼は、
悪魔であり、
幸運を達成する唯一の手段が、
聖者とブラーフマナを迫害すること
であると決意しているからであった。
…続きはまた明日。
(今日は10巻4章40-43節まででした)
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