第53話:ナンダ・マハーラージャとヴァスデーヴァとの出会い(7):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

「私の息子のバラデーヴァは、
あなたとあなたの妻の
ヤショーダーに育てられて、
あなたたちのことを
お父さんお母さんと思っている。

産みの母であるローヒニーは、
あなたの家で、
幸せに暮らしているかい?

友人、親戚たちが、
ヴェーダで述べられている、
ダルマ(宗教)、アルタ(お金儲け)、
カーマ(欲求の充足)を
正しく実践している時には、
皆が、恩恵を受ける。

さもなければ、友人も親戚も、苦しみ、
ダルマ、アルタ、カーマから
喜びを引き出すことはできない。」

ナンダ・マハーラージャは言いました。

「ああ、カムサ王は、
デーヴァキーから産まれた
あなたの子供たちを何人も殺した。

あなたの末っ子である娘は、
天界に行った。

誰しも、運命によって、
支配されている。
それは過去の善悪の活動の結果
に過ぎない。
言い換えれば、
この目に見えない運命のために、
あなたの息子たちと娘を得て、
今、彼らを失った。

運命こそが究極の支配者である。
これを知る人は、
当惑することはない。」

ヴァスデーヴァは、
ナンダ・マハーラージャに言いました。

「兄弟よ。
今、あなたはカムサに年貢を払ったし、
私にも会った。

だからこの場所に
長居をしてはいけない。
ここで何か問題が起こるかもしれないので、
すぐにゴークラに戻った方が良い。」

...シュカデーヴァ・ゴースワーミーは言いました。

...ヴァスデーヴァが、
このように、
ナンダ・マハーラージャに忠告した後、
牛飼いの男たち(ナンダマハラージャの一行)は、
ヴァスデーヴァの許しを得て、
牛を荷車につなぎ、
ゴークラへと旅立ったのです。


 …続きはまた明日。
(今日は10巻5章27-32節<5章おわり>まででした)

ヴェーダ占星術(Jyotish インド占星術)ラーデー・ラーデー :歌う瞑想 Bhajan:バッチフラワーレメディ

ヴェーダ占星術(インド占星術/Jyotish)は、5000年以上前からインドに伝わる 神秘的かつ深淵な運命の科学です。 心と魂の調和を目的に、 ・インドのバクティヨーガの聖地ヴリンダーヴァンで歌い継がれる瞑想(バジャーン) ・心と魂の調和により不調から解放されるバッチフラワーレメディ も行わせていただきます

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