第54話:悪魔プータナーをこらしめる(1):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
シュカデーヴァ・ゴースワーミーは、言いました。
…パリークシット王よ。
ナンダ・マハーラージャは、
ゴークーラの家に帰る途中で考えたのです。
「ヴァスデーヴァが言ったことは、
嘘であるはずがない。
ゴークラに何か災難があるかもしれない。」
ナンダ・マハーラージャは
息子のクリシュナの安否を気遣い、
恐れて、
至上の支配者の蓮華の御足に保護を求めました。
ナンダ・マハーラージャがゴークラに帰る途中、
カムサが以前に赤ん坊殺しをさせた
恐ろしい形相の悪魔プータナーが、
町や村、都市を
非道な義務を遂行するためにさまよっていました。
パリークシット...王よ。
どんな立場にいる人でも、
聞くこと、唱えることなどの
主への愛情奉仕をして、
職業的義務を遂行する人に、
悪いことが起こるはずがありません。
それゆえに至上主がいらっしゃる
ゴークラを心配する必要はありません。
...かつて、
望む姿を取ることができる、
魔女(ラクシャシー)のプータナーは、
空間をさまよい、神秘力によって、
麗しい女性に変身して、
ナンダ・マハーラージャの住処のあるゴークラに入ったのです。
…続きはまた明日。
(今日は10巻6章1-4節まででした)
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