第57話:悪魔プータナーをこらしめる(4):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
このようにして魔女プータナーは、胸をクリシュナに攻撃されて、
非常に苦しみながら命を失ったのです。
口を大きく開けて、
両腕、両足を伸ばし髪をちりばめて、魔女の姿で牧草地に倒れました。
それは、
インドラの雷電によって殺された
ヴリトラースラのようでした。
…王よ。
プータナーの巨大な体が地面に倒れると、
約20キロ内の木々がなぎ倒されました。
その巨大な体は確かに普通ではありませんでした。
魔女の口には、牙があり、
それは、耕作用のすきのようでした。鼻腔は山の洞窟、
胸は山から落ちてきた石板のようでした。
彼女の髪は、銅色をしており、
眼窩は深い先が見えない井戸のようであり、
恐ろしい太ももは、河の岸辺にも似ていました。
彼女の手足は、大きな橋のようで、
お腹は、干からびた池のようでした。
牛飼いや牛飼いの女たちは、
魔女の泣き叫ぶ声で、
すでにショックを受けていましたが、その恐ろしい姿を見ると、
皆震え上がりました。
赤ん坊のクリシュナは、
恐れることもなく、
魔女プータナーの胸の上で遊んでいました。
ゴーピーたちは、
その子の見事な活躍を目の当たりにして、
大喜びでやってきて、
クリシュナを抱きかかえました。
…続きはまた明日。
(今日は10巻6章13-18節まででした)
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