第65話:悪魔トゥリナーヴァルタの殺害(3):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
沐浴の儀式がすべて終わった後、
母ヤショーダーは
ブラーフマナたちを集め、
敬意を評して崇拝し、
たくさんの穀物などの食料、
衣類、乳牛、花飾りなどを捧げました。
ブラーフマナたちはヴェーダの詩歌を歌い、
吉兆な儀式に立ち会いました。
儀式を終え、
母ヤショーダーは
その子(クリシュナ)が眠たがっていることを感じ、
その子が安心して眠りにつくまで、
ベッドで添い寝をしました。
慣習やしきたりにとらわれない
母ヤショーダーは、ウッターナの儀式に夢中になって、
客人を迎えるのに忙しくしていました。
客人を心からの敬意を持って崇拝し、衣類、乳牛、花輪、穀物など
を捧げました。
その母ヤショーダーには
子どもが母を求めて泣いている声が聞こえませんでした。
その時、
その子ども(クリシュナ)は、
母親の母乳を欲し、
怒りのあまり足を蹴り上げました。
(10巻7章5-6節より)
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