第67話:悪魔トゥリナーヴァルタの殺害(5):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
集まっていた牛飼いの男性や女性たちは
どうしてこのようなことが起こったのか、深く考え始めました。
「何か悪魔か、悪い惑星の仕業かしら?」
と、彼らは疑問に思いました。
その時、小さな子どもが、
「乳母車は、
赤ちゃんのクリシュナが蹴って粉々にしてしまったんだよ!」
と彼らの目の前ではっきりと言いました。
「この赤ちゃんが泣いて、
乳母車の車輪を蹴ったらすぐに
乳母車は壊れちゃったよ。
本当だよ。」
と言いました。
そこに集まっていたゴーピーとゴーパ(牛飼いの男性)らは、
クリシュナにとっては
常にできないことなど何もない
ことには気づかずに、
赤ちゃんのクリシュナに
そんな力があるとは信じられなかったのです。
彼らは、
その子どもの言うことを信じられず、
『子どもらしいことを言っている』
と、その言葉を気に止めませんでした。
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