第105話:母ヤショーダーが主クリシュナを縛る(2):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
黄色のサリーでサフラン色に着飾り、
豊満なお尻にベルトを固く締め、
母ヤショーダーはバターをかき混ぜるロープを引きます。
それは相当な重労働で、
彼女の腕輪と耳飾りは動き揺れ、
全身を震わせていました。
子どもへの最高頂の愛のために、
彼女の胸は乳で濡れました。
彼女のお顔では
非常に美しいまつげが汗で濡れて、
マーラティのお花が髪から落ちていました。
母ヤショーダーがバターを混ぜている間、
主クリシュナは母乳を飲みたがりました。
目の前に姿を見せて、
彼女に超越的な喜びを増やすために、彼女の混ぜ棒を掴んで
彼女が混ぜるのを邪魔し始めました。
すると母ヤショーダーは
クリシュナを抱きしめて、
膝の上に乗せてあげ、
深い愛情と愛着を持って
主の御顔を見つめ始めました。
彼女は愛の頂にいたので、
母乳が溢れ出しました。
そのとき火にかけた鍋のミルクが
吹きこぼれてしまったのをみて、
溢れてしまったミルクの始末をするために、
すぐに彼女は息子を離しました。
だがその子(クリシュナ)は
胸から母乳をまだ満足に飲んでいませんでした。
…つづく
(10巻9章3-5節 より)
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