第108話:母ヤショーダーが主クリシュナを縛る(5):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

母ヤショーダーは
クリシュナへの最高の愛で
いつも覆い尽くされていますので、
クリシュナが誰で、
どんなに力があるか知りませんでした。

クリシュナへの母としての愛情のため、
彼女は決して彼が誰かなど気にしませんでした。
だから、彼女は自分の息子が
ひどく怖がりはじめたのを見て、
棒を遠くへ放りなげて
彼を縛りたいと思いました。

そうすれば彼は腕白な行動はしないでしょう、と。

人格を持った至上主は
始まりも終わりもありません。
外側も内側もありません。
前も後もありません。

言い換えるなら、
主はすべてに満ちています。

なぜなら主は、時間の影響下にないので
主にとっては過去も現在も未来も違いがないからです。
主は自身の超越的な姿で
いつでも存在しています。

絶対的で相対性(何かとの比較)を超越しており、
主は原因と影響という違いから自由であります。
それでいながら、主はすべての原因であり影響です。

感覚認識を越えた未顕現の人物が
今ここに人間の子供として現れました。
そして、母ヤショーダーは、
彼を普通の我が子と思って、
ロープで木の樽に結んだのです。


…つづく
(10巻9章12-14節 より)


ヴェーダ占星術(Jyotish インド占星術)ラーデー・ラーデー :歌う瞑想 Bhajan:バッチフラワーレメディ

ヴェーダ占星術(インド占星術/Jyotish)は、5000年以上前からインドに伝わる 神秘的かつ深淵な運命の科学です。 心と魂の調和を目的に、 ・インドのバクティヨーガの聖地ヴリンダーヴァンで歌い継がれる瞑想(バジャーン) ・心と魂の調和により不調から解放されるバッチフラワーレメディ も行わせていただきます

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