第114話:ヤマラ・アルジュナの木の救出(3):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
この神の2人の息子達が裸のまま、
贅沢と偽の名声に酔いしれているのを見て、
デーヴァ・リシのナーラダは、
彼らに特別な慈悲を見せようと、
彼らに特別に呪いをかけたいと望みました。
だからナーラダは、このように話しました。
「すべての物質的な快楽の魅力の中で、
裕福という魅力は、
美しい容姿、
貴族のような家庭に生まれること、
学識が高いこと以上に、
人々の知性を当惑させる。
ある者が高い学びを得ていたとしても、
その富のせいで偽りの傲慢になってしまったなら、
その結果は、
蒸留酒(ワイン)や女性や賭け事を楽しむ富に従事してしまうことになる。
感覚器官を支配できず、
自分の富または上流階級の生まれという
偽りの誇りを持つならず者たちは、
死滅する彼らの体を維持しようとするおそろしい気ちがいである。
彼らは決して
自分が年をとったり死ぬとは考えず、
慈悲なく弱い動物を殺している。
時に彼らは
ただ自分たちの気晴らしのためだけに動物を殺してしまう。」
…つづく
(10巻10章7-9節)
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