第118話:ヤマラ・アルジュナの木の救出(7):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
ゆえに、
この2人はヴァールニーまたはマードゥヴィー
という名の蒸留酒に酔い、
自分の感覚を支配することができず、天国のような栄華の誇りに
盲目のまま、
女性に執着するようになり、
偽の名声に居座っていました。
この2人の若者ナラクーヴァラとマニグリーヴァは、
幸運にも偉大なクヴェラ神の息子であったのですが、
偽の名声と蒸留酒を飲んだ後の狂気によって
非常に落ちぶれてしまったので、
裸であったにですが、
自分が何をしているか理解していませんでした。
ゆえに、
木のように生きている(木は裸であるが意識がない)ので、
この2人の若者は木の体を得ました。
これは適切な罰です。
それでもやはり
彼らは木になった後、解放されるまで、
慈悲により、
過去の罪深い行動を思い出し続けることでしょう。
更には、私の特別な温情により、
神の時間で100年が過ぎた後、
彼らは人格を持った至上主ヴァースデーヴァに、
面と向かって会うことが出来ることでしょう。
そして献身者としての本当の立場で
蘇ることでしょう。
…つづく
(10巻10章19-22節)
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