第138話:クリシュナの子どもの頃のリーラー(14):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
ある日、
ラーマとクリシュナが友だちと一緒に
ヤムナー川のほとりに放牧に行くと、また別の悪魔がそこへやってきました。
悪魔はお二人を殺そうと企んでいました。
人格を持った至上主が
悪魔が牛に化け、牛の群れに入っているのを見て、
バララーマにこう教えました。
「ここにまた一匹、悪魔がいるよ」
そしてクリシュナは
非常にゆっくり悪魔に近づきました。
それはまるで悪魔の企みに
気づいていないように見えました。
そのあと、
シュリークリシュナは
その悪魔の後ろ足と尻尾を掴んで
悪魔が死ぬまで体を非常に強く振り回して
カピッタの木のてっぺんまで放り投げました。
落下してきた悪魔の体は
ひどい姿になっていました。
…つづく
(10巻11章41-43節)
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