第160話:ブラフマーが少年と牛を盗む(4):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
牛飼いの少年たち全員が
クリシュナとの昼食を楽しんで、
クリシュナのために
家から持ってきたした
色々な種類の様々な味
を次から次へとクリシュナに紹介しました。
準備されたものを次から次へと味わいながら、
彼らは大声で笑っては、
他の少年を笑わせていました。
クリシュナは
ヤギャ・ブク(供犠で捧げられたものだけを食べる者)です。
しかし主が子どものころのリーラーで見せるのは、
服をたくし上げきつく結んで
腰との間に、右側にフルート、左側にラッパと牛を先導する杖を挟んで、
座っている姿です。
非常に美味しいヨーグルトとご飯を手に持って、
指にはちょうどよい大きさの果物を挟んで、
蓮華の花の螺旋のように座り、
友達全員に向かい合って、
個人的に冗談を言いあい、
主がそれらを食べる時には、
歓声と大きな笑いが起きました。
その時、天界の住人たちは、
その様子を見ていました。
ヤギャで捧げられたものだけを食べる人格を持った至上主が、
友達たちと森の中でどのように食べるのか
を目の当たりにし、驚愕しました。
...マハーラージャ・パリークシットよ。
牛飼いの少年たちは
クリシュナ以外、ハートの中に何も知りません。
だから少年たちが森で
クリシュナと昼食を食べることに夢中になっている最中に、
彼らの牛たちが森の深くにより美味しそうな芝生を求め、
遠くへ行ってしまったのです。
…つづく
(10巻13章10-12節)
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