第162話:ブラフマーが少年と牛を盗む(6):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
しばらくして、
クリシュナは牛たちを見つけることができずに、
川のほとりにもどって来ました。
しかしそこで主は、
牛飼いの少年たちも見失ってしまいました。
だから牛と牛飼いの少年たち両方を
主は探し始めました。
まるで何が起こったのか、
主はわかりませんでした。
クリシュナは牛たちと
その世話をしている牛飼いの少年たちを、
森のどこにもみつけることができませんでした。
しかし、突如、
これは主ブラフマーの仕業であると
分かったのです。
それから、
ブラフマーと母親と母牛の両方を喜ばせるためだけに、
完全なる宇宙の創造者であるクリシュナは
牛と少年たちに自身を拡張させました。
…つづく
(10巻13章16-18節)
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