第173話:ブラフマーが少年と牛を盗む(17):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
つま先から頭頂まで、
体のいたるところが新鮮で繊細な
トゥラシーの葉の花輪で飾られています。
それは、最も偉大で敬虔な活動、
主の聖なる御名を聞き唱えること、
によって主を崇拝することに
専念している献身者の捧げたものです。
純粋に微笑むこのヴィシュヌたちの姿は、
冴え渡る月光にも似ています。
まるで情熱と女神がなす様に、
赤みがかった瞳の横目の一瞥で、
自身の献身者の望みを増やして保護します。
最も取るに足らない生命体に降誕した、
4つの頭を持つブラフマーから来た、
動くもの、動かぬものを含めた全ての生命体は姿を持ち、
それぞれに能力に応じた異なるヴィシュヌのムルティ(神の姿)を、
様々な拝む目的から、
踊ったり歌ったりして崇拝します。
…つづく
(10巻13章49-51節)
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