第191話:ブラフマーの祈り(14):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
「愛しのシュリー・クリシュナよ。
あなたの一瞥は、
蓮華のようなヴリスニー王朝に幸福をもたらし、
地上の偉大な海、神々、
ブラーフマナ、牛たちを繁栄させます。
あなたは無知の深い暗闇を払いのけて、
この地上に現れた悪魔を退治します。
至上なる人格を持った最高神よ。
この宇宙が存在する限り、
太陽が輝き続ける限り、
私はあなたに敬意を捧げ続けることでしょう。」
...シュカデーヴァ・ゴースワーミーは言いました。
...この様に祈りを捧げると、
ブラフマーは崇拝する主、
無限なる人格を持った至上主の周りを三回周って、
その蓮華の御足に平伏しました。
そうして、
宇宙の創造者と定められたブラフマーは
ご自身の住居へ戻りました。
主の息子ブラフマーに退席の許可を授けてから、
人格を持った最高主クリシュナは、
1年を過ごしたままの子牛たちを戻し、
川のほとりに連れて行きました。
そこで主は、牛たちに食事を与え、
牛飼いの少年の友達たちも、
元の状態に戻したのです。
…つづく
(10巻14章40-42節)
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