第195話:ブラフマーの祈り(18):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
...最高の王よ。
とりわけ肉体が自分自身と思うものは、
肉体に関係するものだけが重要と考えるものは、
肉体そのもの以上に
これらのものを愛することは決してありません。
もし「私を」という代わりに
「私をのもの」と肉体を考える段階に至るなら、
そのものは自分自身のことを
肉体とは全く考えないでしょう。
すべてを終えて
肉体が年老いて使い物にならなくなってさえ、
そのものはそこに強く生き続けたいと望むでしょう。
ゆえに、
すべての肉体を持った生命体が
最も愛するものが自分です。
そして、動く動かざる生命体、
すべての物質的創造物として存在するものは、
ただ自分の満足のためにあり続けます。
…つづく
(10巻14章52-54節)
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