第242話:カーリヤ蛇の歴史(6):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
主バララーマは常に誤ることなき弟を抱きしめて、大声で笑いました。
クリシュナの力がどんなものかを
完璧に知っているからです。
大きな愛の情感から、
バララーマはクリシュナを膝の上に乗せ、
何度も彼を見つめました。
雌牛も雄牛も、
幼い雌牛も最高の喜びに達しました。
心から敬意を捧げたブラーフマナたちは
妻とともにナンダ・マハーラージャの元に
祝福しにやってきました。
彼らはナンダ・マハーラージャに言いました。
「あなたの息子はカーリヤに掴まったが、神の慈悲で解放された。」
それからブラーフマナたちは
ナンダ・マハーラージャに言いました。
「あなたの息子のクリシュナが
いつも危険からいつも自由であるように、
あなたはブラーフマナたちに寄付をするべきである。」
...王よ。
満足した気持ちで、
ナンダ・マハーラージャは心から喜んで、
雌牛や金を与えたのです。
…つづく
(10巻17章16-18節)
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