第266話:ヴリンダーヴァナの雨季と秋(6):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
雨季の間、道は汚れます。
雑草や枯れ木に覆われて、取り除くのは大変です。
これらの道は、
ブラーフマナたちが学ぶことをやめてしまった宗教文献のようで、
彼らの過ぎ去った時間によって
腐敗して、覆い尽くされるようなものです。
雲は源なのですが
すべての生命体の友人でありたいと願い、
光っては次から次へと群れを移る気まぐれな親しさは、
情欲に満ちた女性が
高潔な男性にさえ
貞節さがないようなものです。
インドラの湾曲した弓(虹)が
雷鳴を伴って空に現れたとき、
通常の弓とは異なって、
弦に弛みはありませんでした。
同様に至上主が、
物質的な質と関係するこの世界に現れた時、
主は通常の人間のようではありませんでした。
なぜなら、
主はすべての物質的な質から自由で、
すべての物質的な状況から独立しているまま
だったからです。
…つづく
(10巻20章16-18節)
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