第269話:ヴリンダーヴァナの雨季と秋(9):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
ヴリンダーヴァナの森がきらきら輝いて、
熟したナツメヤシやジャンブの果実で満ち始めると、
主クリシュナは牛と牛飼いの少年たちに囲まれて、
シュリー・バララーマと一緒に楽しむために森に入りました。
牛たちはゆっくり行かねばなりませんでした。
なぜなら、彼らは豊満な乳房をしていたからです。
しかし、主が彼女たちを呼ぶと直ぐに
人格を持った至上主のところへ
急いで駆け寄りました。
主への愛着が乳房を濡らしました。
主は森、甘い精気を滴らせる木々、
山の滝に住む喜びに満ちた少女たちを見ました。
彼女たちの響き渡る歓声は
洞穴が直ぐそばにあるということを
示していました。
…つづく
(10巻20章25-27節)
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