第278話:ヴリンダーヴァナの雨季と秋(14):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
ヨーガを修練する人は
彼らの感覚器官を厳格に支配して、
動揺した感覚から流れてきた意識を
確認します。
おなじように、
農家たちは、
田んぼから水が流れ出るのを防ぐために
堅固な土の堀を作りました。
秋の月は、
太陽光線によって苦しんでいるすべての創造物を癒します。
まるで叡智が
物質的な肉体が自分であるという自我で
惨めな気持ちになっている人々を
慰めるようなものです。
主ムクンダが
主から離れて痛ましい気持ちになっているヴリンダーヴァナの女性を
慰めるようなものです。
雲がなく、
くっきり見える星に満たされて、
秋の空は明るく輝いています。
まるで、
ヴェーダ文献の教えを
直接経験している人の
魂意識のようです。
…つづく
(10巻20章41-43節)
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