ラーサ・ダンス前の出会い(1):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第359話
シュカデーヴァ・ゴースワーミー(バーダラーヤニ)は言いました。
...シュリー・クリシュナは、
すべての富を持った至上主です。
しかし、
咲き誇るジャスミンの花の香りのする秋の夜を眺め、
主は愛の戯れをしたいと思いを馳せました。
この目的を達成するために、
主の内的エネルギーを使いました。
すると月が東の地平線の顔を心地よい光線の赤い色で飾り、
それを見るすべての人の痛みを消し去りました。
月は、長い間の不在の後、戻ってきて、
愛する妻の顔を紅いクンクマで飾る、最愛の夫のようでした。
主クリシュナは、
新しくつけた朱色の赤い光輝を発する
壊れることのない満月の表面を見ました。
それはあたかも幸運の女神の御顔のようでした。
クリシュナはまた、
月の存在に応えるように
花開くクムダ蓮華を見ました。
森は優しくその光線で輝いていました。
それから、
主は竹笛を優しく吹き始め、
美しい目をしたゴーピーの心を魅了しました。
…つづく(10巻29章1-3節)
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