ラーサ・ダンス前の出会い(2):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第360話
ヴリンダーヴァナの若いゴーピーが
クリシュナの竹笛の歌を聞くと、
恋愛感情が生まれ、
彼女たちの心は主によって魅了されました。
ゴーピーたちは、
愛する人が待つ場所に行きました。
他人に知られないように、
イヤリングを前後に揺らしながら、
すばやく動いたのです。
クリシュナの竹笛を聞いた時、
あるゴーピーたちは牛の乳を搾っていましたが、
すぐに乳搾りをやめ、
クリシュナに会いに向かいました。
あるゴーピーたちは、
牛乳を沸騰させて、
カード(凝乳)を作っていましたが
その手を止めました。
またあるゴーピーたちは、
お菓子を作っていましたが
それらを放り出して
クリシュナのところに行きました。
着飾っているゴーピーも、
乳児に母乳をあげているゴーピーも、
夫に個人的な奉仕をしているゴーピーもいました。
しかし、彼女たちは、
これらの義務をすべて投げ出して
クリシュナに会いに行きました。
夜の食事を取っているゴーピーも、
体を洗っているゴーピーも、
化粧をしているゴーピーも、
目にカジャラをつけているゴーピーもいました。
しかし、ゴーピーたちは皆、
すぐにこれらの行為をやめて、
衣装も化粧も乱れたままで
クリシュナの元に駆け出したのです。
…つづく(10巻29章4-6節)
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