ラーサ・ダンス前の出会い(9):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第367話
「僕への超越的な愛は、
僕について聞くこと、
私の神像の姿を見ること、
私を瞑想すること、
私の栄光を信念を持って唱えること
などのバクティの方法によって、
現れる。
ただ、
物理的に近くにいるからといって、
達成されるわけではないのだからどうか家に戻りなさい」。
...シュカデーヴァ・ゴースワーミーは言いました。
...ゴーヴィンダの喜ばしくない言葉を聞いて、
ゴーピーたちはオロオロし、
どうしたらいいかわからなくなりました。
彼女たちの最大の希望が絶たれ、
不安で不安で
いたたまれなくなってしまいました。
彼女たちはうなだれ、
重く悲しい息遣いをし、
赤い唇は乾いて来ました。
ゴーピーたちは、
地面を爪先でかもぞもぞしながら引っかきました。
目から涙がこぼれ落ち、
目の周りのカジャラ(アイライン)を流し、
胸に塗った朱色を洗い流した。
このようにして
ゴーピーたちは無言で立ち尽くし、
不幸という不幸を抱えたようになっていました。
…つづく(10巻29章27-29節)
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