ものがたり『バガヴァッド・ギーター』第101話:3種類の信念(3)
「肉体的な修行とは、
神々であるデーヴァを崇拝し、
宗教者であるブラーフマナや
導師であるグルや賢者を敬い、
清潔、正直、
禁欲(宗教上の独身)、非暴力、
である。
言葉の修行とは、
他人をいらだたせずに、真実を語り、
心地よく役に立つ言葉を語ること。
そしてヴェーダの聖典を声に出して読むこと、
である。
心の修行とは、
足ることを知っていつも満足し、
率直に無口で心を支配して、
心で思うことと行動が矛盾しないこと、
である。
この体、言葉、心の三種の修行を
揺るぎない信念を持って、
報いを求めずに行うことを
『徳性の修行』という。
自分が認められたい、
尊敬されたい、
称えられたい、
という思いからなされる苦行は
『激性の苦行』である。
これは一時的で
その恩恵も長続きしない。
無知で頑固な者がする苦行は、
自分を痛めつけるし、
他者にも迷惑をかけて害をあたえる。
これを『無知性の苦行』と言う。」
…続きはまた明日。
(今日は17章14-19節まででした)
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