ものがたり『バガヴァッド・ギーター』第106話:解放(3)
至上主クリシュナは言います。
「肉体を持った者たちが、
すべての『行為』を放棄することは
不可能だ。
しかし、
『行為の結果』を放棄した人は、
真の放棄者である。
『行為の結果』を
放棄しなかった者は、
死後、結果として三種類の場所に行く。
すなわち、
望ましくない場所(地獄)、
望ましい場所(天界)、
その混ざった場所(地球のような中位の惑星)である。
だが、真の放棄を実践した者は、
このような結果を得ることはない。
無敵の勇士であるアルジュナよ。
ヴェーダンタの教えによれば、
『行為を完成』するためには、
五つの要因があるという。
これについて私から聞きなさい。
活動の場(肉体)、
行為者(偽りの自我に覆われた魂)、
感覚、
あらゆる種類の努力、
肉体に住み内側から導く
至上主であるアンタリャーミー、
これらが行動の五つの要因である。
体と心と言葉でなされる、
正しい、ダルマに適った行為も
正しくない、ダルマに適わない行為も
すべて、
これらの五つが原因である。」
…続きはまた明日。
(今日は18章11-15節まででした)
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