ものがたり『バガヴァッド・ギーター』第107話:解放(4)
クリシュナは言います。
「それにもかかわらず、
自分だけで行為をしていると思い、
この五つの要因を考えない人は、
知性が乏しく、
物事を正しく見ることが
できない愚か者である。
自分が行為をしている、
というエゴを持たない人、
行為の結果に執着しない人は、
この世の人々を殺しても、
実は殺しておらず、
その罪の反動に縛られることもない。
知識、
知識の対象、
知識を知る者、
の三つが『行為のきっかけ』である。
行為の道具、
行為の対象、
行為者、
の三つが『行為を構成』している。
知識、知識の対象、行為者にも
物質自然の三性質により、
『徳性、激性、無知性の三種類』
がある。
これについて
私の言葉を聞きなさい。」
…続きはまた明日。
(今日は18章16-19節まででした)
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