ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第6話:主クリシュナの降誕(6)
母なる地球の不満を聞いた後、
ブラフマーは
母なる地球とシヴァ神や
他の神々とともに、
乳海の海岸に近づきました。
その岸辺で、神々は、
宇宙の主人である
至上主ヴィシュヌを崇拝し始めました。
主ヴィシュヌは、
神々の主人であり、
すべての必要なものを供給し、
すべての苦しみを
取り除いてくださいます。
ブラフマーたちは非常に注意深く、
乳海に横たわっている
主ヴィシュヌを、
プルシャ・スークタという
ヴェーダのマントラで崇拝しました。
ブラフマーが三昧の境地に入ると、
空間に響いている
主ヴィシュヌの言葉が聞こえました。
こうしてブラフマーは、
神々に言いました。
「神々よ、
クシーローダカシャーイー・ヴィシュヌ(乳海に横たわるヴィシュヌ)
の命令を聞いて、
それをすぐに実行してください」
ブラフマーは続けます。
「私たちが主にお願いする前から、
主は地球の苦しみをご存知だった。
結局のところ、
主は、御自身が持つ
『時』などのエネルギーと
ともに降誕し、
地球の重荷を取り除く用意をしている。
皆の者も、
ヤドゥ王朝に、
息子や孫などの姿で、
降誕する準備をしなさい」
…続きはまた明日。
(今日は10巻1章19-22節まででした)
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