ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第9話:主クリシュナの降誕(9)

(シュカ・デーヴァは
パリークシット王に
クリシュナの降誕について
教えを授けています。)

愛する息子の
マハーラージャ・パリークシットよ。

その新郎新婦が出発しようとするとき、
法螺貝、ラッパ、太鼓、ケトルドラムが、
その吉兆な旅立ちを祝って、
鳴り響いていました。

(デーヴァキーの兄)カムサは、
馬の手綱を支配していました。

さあ、出発しよう
とすると、
カムサに天から声が聞こえました。

「愚か者よ、
お前が運ぼうとしている妹の8番目の子供が、
お前を殺すのだ」

カムサは、妬み深く、罪深いので、
ボージャ王朝の中でも、
忌むべき人間でした。

ですから空からの不吉な前兆を聞くと、
左手で妹の髪の毛を掴んで、
右手に剣を持ち、
彼女の首を斬ろうとしました。

あまりに残酷で、妬み深く、
自分の妹を恥ずかしげもなく、
殺そうとしている、
カムサをなだめるために、
偉大な魂である新郎の
ヴァスデーヴァは、
次のように話しかけました。

「お義兄さん、
あなたはボージャ王朝の誇りです。
偉大な英雄たちも
あなたの栄光を称えます。
そのあなたが、女性を、
それも結婚式後の実の妹を殺すなんて、
どうしてできましょう?

偉大な英雄よ。
生まれたものは、必ず死にます。
この身体を持っている以上、
死を迎えるのです。
それは今日かもしれませんし、
100年後かもしれません。
でも、生きものにとって、
死は間違いなく来るのです」


…続きはまた明日。
(今日は10巻1章33-38節まででした)

ヴェーダ占星術(Jyotish インド占星術)ラーデー・ラーデー :歌う瞑想 Bhajan:バッチフラワーレメディ

ヴェーダ占星術(インド占星術/Jyotish)は、5000年以上前からインドに伝わる 神秘的かつ深淵な運命の科学です。 心と魂の調和を目的に、 ・インドのバクティヨーガの聖地ヴリンダーヴァンで歌い継がれる瞑想(バジャーン) ・心と魂の調和により不調から解放されるバッチフラワーレメディ も行わせていただきます

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