ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第13話:主クリシュナの降誕(13)

ヴァスデーヴァは、カムサに言いました。

「最も正気な人よ。
あなたは、ただ、
不吉な前兆を聞いたからと言って、
妹のデーヴァキーを怖がる必要はありません。

死の原因は、彼女の息子です。

私は約束します。
息子が出来たら、
あなたにお渡しします」

シュリーラ・シュカデーヴァ・ゴースワーミーは、続けて言いました。

...カムサは、
ヴァスデーヴァの論理的な提案
に同意しました。

ヴァスデーヴァの言葉に確信を持って、
カムサは、妹を殺すのを控えました。

ヴァスデーヴァは、
カムサを喜ばせて、なだめて、
自宅に戻りました。

その後、毎年、時が経つにつれて、神々の母であるデーヴァキーは、
子供を産みました。

デーヴァキーは、
8人の息子と、
一人の娘(クリシュナの妹の)スバドラーを
産んだのです。

ヴァスデーヴァは、
約束を破ることによって
嘘つきになるのを、非常に恐れました。

こうして
最初に生まれた息子を
キールティマーンを心に痛みを感じながらも、
カムサに手渡したのです。

真理に厳格に従う聖なる人にとって、
それはいかに痛むことでしょうか。

そして、至上主を受け入れている
純粋な信者にとって、
どうして自分の力だけで生きていると思えるでしょうか。

低級な人物に禁じられているのは
どんなことでしょうか。

そう、主の蓮華の御足に身を委ねた人にとって
クリシュナのために放棄できないものはないのです。

...パリークシット王よ。
カムサは、ヴァスデーヴァが、
正直で、平静を保って、
子供を捧げるのを見て、非常に喜びました。

それゆえに、
微笑んで次のように言いました。

「ヴァスデーヴァよ。
子供を連れて家に戻りなさい。
あなたの長男を恐れる必要はない。
私が気にしているのは、
私を殺そうとする、
あなたとデーヴァキーの8番目の息子だ。」


…続きはまた明日。
(今日は10巻1章54-60節まででした)


ヴェーダ占星術(Jyotish インド占星術)ラーデー・ラーデー :歌う瞑想 Bhajan:バッチフラワーレメディ

ヴェーダ占星術(インド占星術/Jyotish)は、5000年以上前からインドに伝わる 神秘的かつ深淵な運命の科学です。 心と魂の調和を目的に、 ・インドのバクティヨーガの聖地ヴリンダーヴァンで歌い継がれる瞑想(バジャーン) ・心と魂の調和により不調から解放されるバッチフラワーレメディ も行わせていただきます

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