第16話:子宮の中の主クリシュナへ神々が祈る(2):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
ヤドゥ王朝の人々や
主の身内の人たちを守るために、
すべての人々の至上なる魂である至上主(クリシュナ)は、
ヨーガーマーヤーに次のように
命令しました。
「全世界で崇拝され
すべての生命体に幸運を授ける
私のエネルギーよ。
ヴラジャ(ヴリンダーヴァナ)
に行きなさい。
そこには、牛飼いの男や牧女がいる。
その美しい土地には、
多くの牛も住んでおり、
ヴァスデーヴァの妻の
ローヒーニーも
ナンダ・マハーラージャの家に
住んでいる。
ヴァスデーヴァのほかの妻たちも、
カムサを恐れて
そこにひっそりと住んでいる。
どうかそこに行きなさい。
今、デーヴァキーの子宮の中には、
サンカルシャナやセーシャと呼ばれる
私の完全な分身がいる。
難なく、
彼をローヒニーの子宮の中に
移しなさい。
吉兆なヨーガーマーヤーよ。
それから私は、
デーヴァキーの息子として、
6つの富を完全に備えて現れる。
あなたも、
ナンダ・マハーラージャと
母ヤショーダーの娘として
現れなさい。
動物の供犠によって、
世間一般の人々は、
いろいろな品々で、
あなたを盛大に崇拝するだろう。
なぜならあなたは、
すべての人の物欲を満たす
最高の女神だからである。」
…続きはまた明日。
(今日は10巻2章6-10節まででした)
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