第18話:子宮の中の主クリシュナへ神々が祈る(4):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
このように、
すべての生命体のスーパーソウルであり、
信者たちの恐れを破壊する至上主は、
すべての富とともに、
ヴァスデーヴァの心に入りました。
至上主を胸の奥に運びながら、
ヴァスデーヴァは、
主の超越的な光の輝きを抱いていました。
こうして、
彼は太陽のように輝くようになったのです。
このように、
至上主は感覚的な知覚を通して
見たり近づいたりするのが困難なのです。
実際に至上主は、
カムサのような恐ろしい者では、
近づくことも、
知覚することもできません。
カムサだけではなく、
だれにとってもそうでした。
こうして、
主の完全分身に付き添われ、
すべての富を持ち、
全宇宙に吉兆さをもたらす至上主は、(クリシュナの生みの父)ヴァスデーヴァの心から、
(クリシュナの生みの母)デーヴァキーの心に移されました。
デーヴァキーは、
ヴァスデーヴァに注入された
主クリシュナを抱えて、
非常に美しくなりました。
主クリシュナは、
すべての人の根源の意識であり、
すべての原因の原因です。
デーヴァキーは、
ハートの奥底に(至上主が)いるので、
東の空が月が登ることによって、
美しくなる様子と同じようでした。
デーヴァキーは、
それからというもの、
すべての原因の大原因であり、
宇宙の根源でもある至上主を
体内に隠していました。
しかし、
彼女はカムサに囚われている身であったので、
瓶の壁に覆われた炎のようでもありました。
また、知識を持っている人であるにも関わらず、
人間社会の恩恵のために知識を配らない人
のようでもありました。
…続きはまた明日。
(今日は10巻2章16-19節まででした)
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