第20話:子宮の中の主クリシュナへ神々が祈る(6):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
ブラフマーやシヴァ、ナーラダ、
デーヴァラ、ヴィヤーサ、
インドラ、チャンドラ、ヴァルナ
などの神々も
デーヴァキーの部屋に近づいて、
みんなで一緒に尊敬の礼を捧げ、
至上主に祈りを捧げました。
主は、誰にでも、
祝福をくださるからです。
神々はこのように祈りました。
「あなたは、
いつも誓いから逸れることはありません。
あなたが決意されることは、
いつも正しく、完璧で、
誰にも阻害されることはありません。
あなたは、
宇宙の創造、維持、破壊の
どの段階にもいらっしゃる、
最高の真理です。
完全に正直でなければ、
あなたの慈悲を得ることはできません。
偽善者には、
決して得られないのです。
あなたは、活動の原理であり、真理であり、
創造されたすべての中にいます。
あなたは、
アンタリャーミー(内導主)として知られています。
あなたは、だれにでも平等で、
あなたの教えは万人に、
いつでも当てはまります。
あなたはすべての真理の始めです。
私たちがあなたに
尊敬の礼を捧げることによって、
あなたに身を委ねます。
どうか、私たちを守ってください。
その体は、
全体の体も、個々の体も同じ
構成物です。
例えて言うならば、根源の木。
物質自然という地面に
完全に依存しているこの木から、
2種類の果実が生まれます。
それは、
幸福による楽しみと、
不幸による苦しみです。
3つの根を構成している
この木の原因は、
徳性、激性、無知性の
物質自然の三様式との関わり合いです。
肉体的幸福の果実は、
宗教的社会的義務に従うこと、
お金儲け、
欲求・欲望を叶えること、
解脱解放の4つの味わいです。
この味わいとは、
5つの知識を得る感覚器官を通して、嘆き、幻想、老衰、死、飢えや渇き
の6つの状態を経験することです。
この木の皮は、
皮膚、血液、筋肉、脂肪、骨、
髄液、精液の7層で覆われています。
この木には、
五大要素(土、水、火、空気、空間)と
三大細妙体(心、知性、偽の自我)
の8つの枝があります。
この木には、
両目、両耳、鼻腔、口、肛門、
性器の9つの穴があります。
そして、
10の葉と10の気流が流れています。
この木には、
2羽の鳥が留まっています。
それは、個々の魂と、
大きな魂(スーパーソウル)です。」
…続きはまた明日。
(今日は10巻2章25-27節まででした)
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